Our Olive Grove

農園
環境へのこだわり

私たちのオリーブが育つ農園は、ギリシャのラコニアで100年以上、4代にわたって続く、伝統あるオリーブ農園です。

私たちの農園があるエリアは、ヨーロッパ連合(EU)の自然保護区ネットワーク「Natura2000」の指定地域になっています。有害な煙がたち上る工場の煙突も、土壌をけがす廃水を垂れ流す企業もないクリーンな環境です。

健康で栄養価の高い土壌を最大限に活かすため、私たちも、有機認証をうけていない農薬や肥料を一切使っていません。環境に配慮した有機農業を徹底することで、より高品質で、美味しく栄養のあるオリーブオイルを作ることを可能にしているのです。

オリーブ
品種へのこだわり

私たちが育てるオリーブの品種は、「オリーブのクイーン」とも呼ばれるコロネイキ。 コロネイキは樹木の上部が豊かに広がる拡張型で、小さく尖った葉を持つ可愛らしい樹です。そこに成る果実も1グラムほどの小さな愛らしいコロコロとした果実です。

オリーブには数百以上の品種がありますが、なぜコロネイキを選んだのか?それは、オレイン酸をはじめとして、総ポリフェノールや総トコフェロールの含有量が極めて高いから。これにより、酸化しにくく、安定したおいしい極上のオイルが取れるとともに、健康効果も期待できるのです。まさに「オリーブのクイーン」と呼ばれるにふさわしい最高級の品種なのです。

この最高といってもいいコロネイキのポテンシャルを最大限発揮させるために、私たちのこだわりはこれだけではありません。

収穫
オリーブファーストへのこだわり

ギリシャの爽やかな風が吹く空のもと、太陽の光を全身に浴びて育ったオリーブの実。 収穫については、昔から変わらず、手摘みを守り続けています。手間ひまをかけてひとつひとつ手作業で収穫します。機械を使えば簡単なのにどうして手摘みなのか?答えは簡単です。機械に頼れば大切なオリーブの木を傷め、オリーブの実を傷つけてしまうからです。効率よりも品質。オリーブを第一に考える姿勢こそ私たちが大切にしているこだわりの一つなのです。

また、収穫時期にもこだわりがあります。オリーブの新鮮さと栄養価値を最大限に活かすため、早摘みを厳守しています。コロネイキの収穫時期は10月~1月頃までと言われます。私たちが収穫するのは、まだ熟していない青みがかったオリーブの実がなっている11月。なぜ11月なのか?これはオリーブを第一に考える私たちにとってはとても大切なポイントなのです。

実は一年を通して雨の少ないギリシャですが、11月は多雨の時期。雨が降ればオリーブは雨水をぐんぐんと吸い上げます。その水分の行き着く場所はどこか?それはオリーブの実です。オリーブの実に水分が多く含まれればそれだけ有用な成分は薄まり、風味がぼやけてしまいます。ところでオリーブオイルの味の決め手の一つをご存じでしょうか? それは皆さんもよくご存じのポリフェノールが大きくかかわっています。ポリフェノールはその栄養価もさることながら、オリーブオイルの風味にも多大な影響を与えます。至極端的に言えば、一般的に、ポリフェノールが多いオリーブオイルのほうが美味しいのです。そのポリフェノールが雨水を吸い上げすぎると薄まってしまうわけです。11月の多雨の時期をオリーブたちが経験する前に早摘みしてしまうことで私たちはオリーブの質を最高のものにしているのです。

早摘みの利点はこれだけにはとどまりません。例えば、もう少し待って1月に収穫をすれば、オリーブは熟して紫色になります。熟れたフルーツは果汁が多いように、オリーブも熟れて色が濃くなるほどオイルの取れる量(搾油量)が増えます。しかし、オイル量と反比例して、ポリフェノールがほとんど含まれない状態になります。オイルの量だけで考えれば、熟したオリーブオイルのほうがたくさん取れるでしょう。たくさんオイルを絞って、たくさん売れば、会社の利益は大きくなります。でも、それではだめなのです。 私たちは、本気で世界一を目指しています。本物のオイルでなければ、価値のあるオイルでなければ、意味がありません。だって、我々のオイルを味わっていただいた皆様の笑顔を見ることが出来ませんから。オリーブを最高の状態で絞る。その最高のタイミングが11月なわけなのです。

製油
搾油へのこだわり

最高の状態で収穫されたオリーブからオイルを絞っていきます。

1キロのオリーブオイルを絞るにはどれくらいの果実が必要かご存じでしょうか?

本来2キロほどの果実から搾ります。しかし、それは油量の多い熟したオリーブの話。 我々がこだわっている“オリーブのクイーン”コロネイキは1~2グラムの、他の品種と比べても小さな果実です。しかも、オイルの量がまだ少ない11月に収穫します。そこで我々は1キロのオイルを取るのに“4キロ”ものオリーブを贅沢に使用します。一般的な製油に必要な量の何と2倍もの量です!

こだわりはまだまだあります。オリーブの量の次はスピード。収穫から製油まで4時間以内。収穫してすぐオイルを絞っていきます。…と、さらっと言いましたが、実はこれは、とっても大変なこと。一般的に、収穫から24時間以内に搾油されたオリーブオイルは良質なものだとされています。それを4時間ということは…1/6のスピードです。農園の広さ、搾油工場までの距離、オリーブを痛めずに運ぶ工夫…これらを考えると、4時間以内に搾油することがどれほど難しいことか、お分かりいただけるのではないでしょうか。どれだけ重労働でも、搾油までを短時間で行う理由。すべては、オリーブオイルの鮮度のためです。鮮度の高いオリーブオイルには、悪玉コレステロールを下げるオレイン酸が豊富に含まれています。さらに、11月でも気温が23度になるほど日差しの強いギリシャでは、オリーブの実は収穫した瞬間に酸化が始まります。酸化が進んだオリーブの実は、当然、美味しくありません。美味しくない実を搾っても、美味しいオイルは穫れないでしょう。せっかく心を込めて育てたオリーブがダメになるのはもったいないし、何より私たちにとっては悲しいことです…。だから収穫は、スピード勝負で行うのです。

オイル
品質へのこだわり

私たちのこだわりは、他にもあります。 例えば、自社タンクでオリーブオイルを保管し、他社のオイルや濃度の薄いオイルと決して混ぜないこと。純度の高いオリーブオイルをお届けするために、すべて自社で管理しています。

また、オリーブオイルの搾りかすを再利用しないこと。あまり知られていませんが、オリーブを一度搾った後に化学薬剤を使用すれば、もう一度オイルを搾ることが可能です。市場に出回っているオリーブオイルの中で極端に安価なものは、この2度目に搾ったオイルであることがほとんどでしょう。しかし2度目の出がらし状態からとったオイルには、栄養価値はほとんどありません。それどころかトランス脂肪酸が発生して、人体に悪影響がある場合も…。だから私たちは、搾りかすの再利用は絶対にしません。

最後に、オイル酸価について。酸価は、高品質なオリーブオイルの一つの目安となる数値です。簡単に言うと、オリーブオイルの酸化しやすさを表しています。国際オリーブ協会(IOC)が定めた基準は、0.8%。それに対して、Laconikoのオリーブオイルは0.17%です。 ※数字が小さいほど品質が高いとされる数値です。

クオリティの高い、美味しいオリーブオイルを届けるためには、さまざまなこだわりと努力が必要不可欠です。私たちは、こだわりぬいて作ったオイルが皆様に喜んでいただけることを、心より願っています。

完成!
容器へのこだわり

▼完成! 容器へのこだわり

弊社では、努力して作り上げた良質なオリーブオイルを最高の状態で楽しんでいただくため容器にもこだわっています。

瓶は、アメリカから輸入し「食品衛 生法に基づく試験」を行い,厳しい 安全基準を全てクリアしています。

また弊社の瓶の特徴は、ネックが 長く底にくぼみのあるワインボトル のような形をしています。こうするこ とで、一回注くごどに瓶の中てオイルが循環し、成分が沈殿せずに風 味が長く保たれるのです。更に直射日光からオリーブオイル の品質を守る為、375mlと200ml の各サイズの瓶は遮光性の高い Antique BrownとOlive Greenを 使用してます。コルクは『 T-コルク』とよばれいるものをイタリアから輸入し、こ ちらも厳しい安全基準を全てクリ アしています。弊社のT-コルクは、 注ぎやすさも特徴の一つです。

 しかも、ボトルがスタイリッシュ。誰かに見せたくなるようなかっこいいボトルです。キッチンに、食卓に、見えるところに置いて楽しむこともできますよ。

こだわりぬいて出来上がった「Laconiko」のオリーブオイルを、ぜひお楽しみください。