収穫 オリーブファーストへのこだわり

ギリシャの爽やかな風が吹く空のもと、太陽の光を全身に浴びて育ったオリーブの実。

収穫については、昔から変わらず、手摘みを守り続けています。手間ひまをかけてひとつひとつ手作業で収穫します。

機械を使えば簡単なのにどうして手摘みなのか?

答えは簡単です。機械に頼れば大切なオリーブの木を傷め、オリーブの実を傷つけてしまうからです。効率よりも品質。オリーブを第一に考える姿勢こそ私たちが大切にしているこだわりの一つなのです。

また、収穫時期にもこだわりがあります。

オリーブの新鮮さと栄養価値を最大限に活かすため、早摘みを厳守しています。

コロネイキの収穫時期は10月~1月頃までと言われます。

私たちが収穫するのは、まだ熟していない青みがかったオリーブの実がなっている11月。

なぜ11月なのか?これはオリーブを第一に考える私たちにとってはとても大切なポイントなのです。

実は一年を通して雨の少ないギリシャですが、11月は多雨の時期。

雨が降ればオリーブは雨水をぐんぐんと吸い上げます。その水分の行き着く場所はどこか?

それはオリーブの実です。

オリーブの実に水分が多く含まれればそれだけ有用な成分は薄まり、風味がぼやけてしまいます。

ところでオリーブオイルの味の決め手の一つをご存じでしょうか?

それは皆さんもよくご存じのポリフェノールが大きくかかわっています。

ポリフェノールはその栄養価もさることながら、オリーブオイルの風味にも多大な影響を与えます。至極端的に言えば、一般的に、ポリフェノールが多いオリーブオイルのほうが美味しいのです。

そのポリフェノールが雨水を吸い上げすぎると薄まってしまうわけです。

11月の多雨の時期をオリーブたちが経験する前に早摘みしてしまうことで私たちはオリーブの質を最高のものにしているのです。

早摘みの利点はこれだけにはとどまりません。

例えば、もう少し待って1月に収穫をすれば、オリーブは熟して紫色になります。

熟れたフルーツは果汁が多いように、オリーブも熟れて色が濃くなるほどオイルの取れる量(搾油量)が増えます。

しかし、オイル量と反比例して、ポリフェノールがほとんど含まれない状態になります。

オイルの量だけで考えれば、熟したオリーブオイルのほうがたくさん取れるでしょう。たくさんオイルを絞って、たくさん売れば、会社の利益は大きくなります。

でも、それではだめなのです。

私たちは、本気で世界一を目指しています。

本物のオイルでなければ、価値のあるオイルでなければ、意味がありません。だって、我々のオイルを味わっていただいた皆様の笑顔を見ることが出来ませんから。

オリーブを最高の状態で絞る。その最高のタイミングが11月なわけなのです。

Article:Atsu